SL碓氷はD51が戦前の客車を牽引

2012年8月17日 撮影
SL碓氷
SL碓氷は、1999年(平成11年)4月の碓氷峠鉄道文化むら開園に合わせて運行開始した臨時快速列車(全車指定席)である。
高崎駅から横川駅まで、蒸気機関車 D51 498 が牽引する。
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SL碓氷
D51形蒸気機関車は、1940年(昭和15年)にデビューしたテンダー式蒸気機関車で、デゴイチの愛称で呼ばれる。
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D51形蒸気機関車関連
D51は、単一形式としては日本で最も量産された蒸気機関車で、総生産両数は1,115両を誇る。これは、ディーゼル機関車や電気機関車などを含めた機関車の単一生産両数では日本最大の記録となっており、2007年(平成19年)現在、破られていない。

D51の設計主任で、戦後は新幹線開発やロケット開発に携わった島秀雄 (しまひでお) は「多くの形式の設計を手掛けた中でも、一番の会心作」と語っている。
SL碓氷 - スハフ42形
写真の客車はスハフ42形――戦後製の旧型客車を代表する形式で、1982年(昭和57年)のダイヤ改正まで全国主要幹線の夜行急行列車の座席車として運用されていた。
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SL碓氷 - スハフ32形
先頭の客車はスハフ32形だ。鉄道省が1929年(昭和4年)から製造開始した20m級鋼製客車である。
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SL碓氷 - スハフ32形
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SL碓氷 - スハフ32形
戦前のレトロな雰囲気で旅したい方は、先頭車両を予約することをお勧めする。
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SL碓氷
終点の横川駅には転車台がないため、復路は DD51形ディーゼル機関車が牽引する。
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交通アクセス

(この項おわり)
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