亀戸天神社は藤まつりが有名

2013年1月13日 撮影
亀戸天神社
亀戸天神社(東京都江東区亀戸3丁目6番1号)へ初詣に行ってきた。
亀戸天神、亀戸天満宮、東宰府天満宮などと呼ばれ、菅原道真を祀る学問の神様として親しまれている。受験シーズンと重なり、多くの絵馬が奉納されていた。梅の形をした絵馬がユニークだ。
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亀戸天神社
江戸時代、菅原道真の末裔であった太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐 (すがわらおおとりいのぶすけ) が、天神信仰を広めるために諸国を巡っていた。1646年(正保2年)、本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小祠に道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされている。
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亀戸天神社
当時の徳川幕府は、明暦大火からの復興開発事業を本所亀戸村に据えており、天神様を篤く信仰していた四代将軍家綱が、その鎮守の神様として現在の社地を寄進した。1662年(寛文2年)、太宰府天満宮にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋などを営み、東の宰府として「東宰府天満宮」と呼ばれるようになった。
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正面の鳥居をくぐると太鼓橋があり、そこから東京スカイツリーを眺めることができる。
亀戸天神社
境内の池にスカイツリーが映っていた。

亀戸天神は、江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所だ。
境内のそこかしこに藤棚があり、ゴールデンウィーク前に一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まるという。
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亀戸天神社
例年4月25日から5月5日まで藤まつりが開催される。同時に学業講祭も行われ、学業祈願の祈願者も多く訪れる。
また、例年2月第2日曜日から3月第2日曜日まで梅まつりが開催される。菅原道真は梅を愛した。
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亀戸天神社 - 神牛座像
菅原道真は845年(承和12年)6月25日の乙丑年に生まれ、903年(延喜3年)に死去した。葬送の列が進む中、道真の遺体を乗せた車を引く黒牛が動かなくなり、その場所を墓所と定めた。これが太宰府天満宮の起源であり、その年も乙丑年であった。
また、道真が京都から大宰府へ下向する途中、白牛によって難から逃れることができたという故事が伝えられている。以来、牛は天神の使いとされている。
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亀戸天神社 - 鷽
1961年(昭和36年)、鎮座三百年祭の時に神牛 (しんぎゅう) 座像が奉納された。この神牛に触ることで、病気が治り、知恵が得られるという。

 (うそ) は、幸福を招く鳥とされ、毎年新しい鷽に替えると、これまでの悪い事が“うそ”になり、開運・出世・幸運を得ることができると信仰されている。
毎年1月24日・25日には、うそ替えの神事が催される。
亀戸天神では、鷽をあしらったお守りが多い。
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亀戸天神社
神社の外、蔵前通りのガードレールにも鷽を見ることができる。

うそ鳥は、日本海沿岸に生息するスズメ科の鳥で、太宰府天満宮のお祭りの時、害虫を駆除したことで天神様との縁があると言われている。また、鷽の字が學の字に似てることから、学問の神様である天神様とのつながりが深いとも言われている。
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交通アクセス

  • JR総武線「亀戸駅」下車、北口より徒歩15分
  • JR総武線・地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」下車、北口より徒歩15分
  • 都バス「亀戸天神前」下車すぐ
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出発地の最寄駅:

目的地:亀戸天神社
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近隣の情報

(この項おわり)
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