皆既月食と天王星

2014年10月8日 撮影
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
19:26:49 / F8.0 / 2秒 / ISO 500
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
19:15:25 / F5.6 / 0.5秒 / ISO 640
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
20:19:28 / F7.1 / 5秒 / ISO 500
2014年(平成26年)10月8日、ほぼ全国で皆既月食を見ることができた。
東京では18時15分に欠け始め、19時25分に皆既月食が始まった。皆既月食は1時間ほど続いた。
月が暗くなると、その右側に接近している、約6等級という暗さの天王星を撮影することができた。
皆既月食と天王星(2014年10月8日)の大きな写真大きな写真
(2560×1912 ピクセル, 1502 Kbyte)
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
18:12:44 / F11.0 / 1/500秒 / ISO 400
撮影は キヤノン EOS 6D + タムロン SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD による。

欠け始め。
月の位置が低く、東側が開けた場所でなければ見えない。
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
18:28:41 / F11.0 / 1/500秒 / ISO 400
2割ほど欠けたところ。明るさはほとんど変わらない。
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
18:53:40 / F5.6 / 1秒 / ISO 500
6割ほど欠けたところ。
露出オーバー気味に撮ると、本影が赤銅色に写る。
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
18:51:41 / F8.0 / 1/20秒 / ISO 100
7割ほど欠けたところ。
皆既月食と天王星(2014年10月8日)
20:19:51 / F7.1 / 2秒 / ISO 500
東京では19時24分ごろから1時間の間、皆既食が続いた。
露出時間が長く、月が流れてしまっている。

皆既食中にも月は一様に赤く染まらず、上(北)の部分に明るさが残ったままのように見えた。これは月が地球の影に深く入り込まず、影の上(北)端に近いところを通過したためという。
次に日本で皆既月食が見られるのは2015年(平成27年)4月4日だ。夜9時と見やすい時間であるが、皆既食の継続が約13分間と短い。
今回のようにじっくりと見ることができるのは2018年(平成30年)1月31日まで待たなければならず、およそ1時間17分の皆既食となる。

過去の天文現象アルバム

月食予報

年月日 状況 地域 備考
2023年10月29日 部分月食 全国 4~6時頃,食分0.128
小笠原諸島などでは月が欠けたまま沈む月入帯食
2025年3月14日 部分月食 関東以北 ~18時頃,食分0.116
月出帯食
2025年9月8日 皆既月食 全国 1~5時頃
2026年3月3日 皆既月食 全国 19~22時頃
2028年7月7日 部分月食 全国 明け方,月没帯食
(この項おわり)
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