大鳴門橋は多柱基礎工法で渦潮に影響を与えない

2017年10月14日 撮影
大鳴門橋
大鳴門橋は、鳴門海峡を横断し、鳴門市と淡路島を結ぶ全長1,629メートルの吊橋で、塔と塔の距離である中央支間長は876メートル、主塔の高さは144.3メートルある。
写真は、観潮船わんだーなるとに乗って淡路島側から見上げたところ。
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大鳴門橋
本州と四国を結ぶ有料の国道28号(神戸淡路鳴門自動車道)の一部を成している。道路幅は25メートルで暫定4車線となっている。
写真は、道の駅うずしおから眺めたところ。
近くには、2007年(平成19年)に訪れた大鳴門橋架橋記念館「エディ」がある。
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大鳴門橋
吊橋を支えるメインケーブルの強大な張力に抵抗するために、鳴門側と淡路島側に30万トンもの重さがあるコンクリートの塊「アンカレイジ」を設置している。
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大鳴門橋
1970年(昭和45年)、本州四国連絡橋公団が設立され、1976年(昭和51年)7月に着工。総工費1,000 億円をかけ、1985年(昭和60年)6月8日に供用開始した。

下部は鉄道を通すことができる設計となっているが、明石海峡大橋が道路単独橋で建設されてしまったので、四国新幹線が実現したとしても、淡路島より本州方面へはトンネル掘削するか、別に橋を架ける必要がある。
下部構造については、鳴門側から450メートルの部分は、渦の道として歩いて観光ができるようになっている。
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メインケーブル - 大鳴門橋
吊橋のメインケーブルは、直径5.23mmの世界最高強度のピアノ線を127本束ねたストランドを、さらに154本束ね、直径84cmとなっている。表面に防錆剤を塗布した後、亜鉛めっきした鋼製のワイヤで保護し、さらに表面を塗装する方法により腐食を防いでいる。
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大鳴門橋
鳴門の渦潮に影響を与えないよう、主塔の基部は、大きな口径の鋼管を複数建てて内部にコンクリートを流し込む多柱基礎工法を用いている。
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交通アクセス

国道28号(神戸淡路鳴門自動車道)は有料である。設計速度は100km/hだが、最高速度70km/hに規制されている。風の強い日が多く、その場合は40km/hの速度規制がかかる。
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出発地の最寄駅:

目的地:鳴門公園
鳴門の渦潮 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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