竜神大吊橋で日本一高いバンジー

2018年8月16日 撮影
竜神大吊橋
竜神大吊橋 (りゅうじんおおつりばし) (茨城県常陸太田市天下野町2133-6)は、竜神川を堰き止めた竜神ダムの上に架かる観光用の歩行者専用橋である。有料。

湖面からの高さは約100メートルあり、日本最大級の高さからのバンジージャンプを売りにしている。写真の中央付近にバンジージャンプのゴムが垂れ下がっている。

1994年(平成6年)4月に完成。中央支間は375メートルで、2006年(平成18年)まで歩行者用の吊橋として日本最長だった。
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竜神大吊橋
竜神峡は奥久慈県立自然公園に位置し、茨城百景の一つに挙げられている。紅葉の名所でもある。
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竜神大吊橋
橋の中央付近にはアクリル透過板が設置されており、真下に竜神湖を見下ろすことができる。高いところが苦手の人にはお勧めできない吊橋である。
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竜神大吊橋
竜神ダムは、1960年代、山田川流域において洪水や渇水が続いて発生したことから、その支流である竜神側を堰き止める形で建設された重力式コンクリート・ダムである。1972年(昭和47年)竣工、1978年(昭和53年)完成。
堤高45メートル、堤頂長90メートル。体積は4万7千m3で、総貯水量は300万m3に及ぶ。

竜神ダムの完成により、常陸太田市や日立市に安定した水の供給が可能となり、治水と利水の双方で市民の暮らしに貢献している。
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竜神大吊橋
竜神大吊橋の営業時間は8:30~17:00。渡橋料金は大人310円、子ども210円である。

横風にも強いトラスト補剛型式の桁を建て、ケーブルは直径5mm、1本の張力が約3トンのピアノ線を1,159本束ねて作った直径19cmのケーブルを2本使うパラレルワイヤーケーブルを採用している。架橋地点附近で100年に1回程度吹くと想定される30メートル/秒(10分間平均風速)の状況下でも安全な設計になっており、一度に3,500人が渡っても大丈夫である。
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竜神大吊橋
ケーブルを支える主塔は、箱型断面の強い力に耐える構造となっており、竜をイメージしてデザインされている。
また、1本1,100トンにもおよぶケーブルの張力を支えるため、2基合わせて約5,000m3のアンカレイジが設置されている。

対岸に、木精の鐘 (もりのかね) )という竜神カリヨンがあり、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色が竜神峡にこだまする。愛の鐘は2人でボタンを押さないと鳴らないようになっている。
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竜神大吊橋
2001年(平成13年)にリニューアルが行われ、現在の鮮やかなブルーに化粧直しされた。
鯉のぼりまつり、夏まつり、紅葉まつりなど、季節ごとにイベントが開催される。
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交通アクセス

【鉄道+バス】
  • JR水郡線「常陸太田駅」よりバスで45分、竜神大吊橋下車、徒歩20分
【自動車】
  • 常磐自動車道「日立南太田IC」より45分

近隣の情報

参考サイト

(この項おわり)
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