雪景色の貴船神社

2022年1月14日 撮影
本宮参道 - 貴船神社
本宮参道
雪が降り積もる貴船神社 (きふねじんじゃ) (京都府京都市左京区鞍馬貴船町18)を再訪した。全国に約450社ある貴船神社の総本社だ。
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本宮参道 - 貴船神社
2021年11月19日 撮影
秋の貴船神社の様子。
二の鳥居 - 貴船神社
二の鳥居
いまから1600年前、神武天皇の皇母である玉依姫命 (たまよりひめ) が、黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川を遡って当地に上陸し、水神を祀ったことがはじまりと伝えられている。
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本宮参道 - 貴船神社
本宮参道
本宮へと続く参道には春日灯篭が連なっており、趣ある参道石段とあいまって、インスタ映えする風景となっている。
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本宮 - 貴船神社
本宮
本宮は、水を司る龍神の高龗神 (タカオカミノカミ) を祀っている。清流・貴船川は鴨川の源流にあたり、また御所の真北に鎮座することから、京都の水源を守る神として歴代朝廷が大切にしてきた。2007年(平成19年)に改築された。
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結社 - 貴船神社
結社
本宮から貴船川の上流へ5分ほど歩くと、結社 (ゆいのやしろ) が見えてくる。磐長姫命 (イワナガヒメノミコト) を祀っている。
神武天皇の曽祖父・瓊々杵命 (ニニギノミコト) 木花開耶姫命 (コノハナサクヤヒメノミコト) を娶りたいと申し出た。
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結社 - 貴船神社
結社
父は姉の磐長姫命もともに勧めたが、瓊々杵命は木花開耶姫命を望んだ。このとき、磐長姫命は大いに恥じて、人々に良縁を授ける縁結び神としてとどまったという。
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和泉式部の歌碑 - 貴船神社
和泉式部の歌碑
百人一首でお馴染みの女流歌人の和泉式部は、夫の心変わりに悩み、貴船神社に参詣した。そこで夫との復縁を祈願したところ、願いが叶えられたという。このエピソードがもとで、結社が縁結びの御利益があると言われるようになった。

歌碑にはこう刻まれている。
もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれづる 魂かとぞ見る
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貴船川 - 貴船神社
貴船川
貴船川は、芹生峠を源とし、貴船の山間集落を流れ下り、叡山電鉄貴船駅付近で鞍馬川に合流する。鞍馬川は鴨川に合流する。
清らかな水の流れにはアユ、イワの姿を見ることができ、夏にはホタルが舞う。
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貴船神社
奧宮へ
杉の大木に囲まれ一面の銀世界となった境内は、自然の圧倒的な力を感じることができ、まるで八百万の神の世界にいるかのような神秘的な気分になる。そんな中、本宮、奥宮、結社を参拝する三社詣 (さんしゃまいり) には2時間ほどの時間を要する。

貴船神社のおみくじは水占みくじといって、一見すると白紙だが、貴船山から湧き出すご神水に浮かべると文字が浮かび上がる仕組みになっている。同時にQRコードが浮かび上がり、QR Translatorを通すことで各国語に翻訳されるという、八百万ならではの多様性❗
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奧宮 - 貴船神社
奧宮
本宮から貴船川の上流へ700メートル進むと奧宮が見えてくる。本宮が送検された場所だが、度重なる貴船川の氾濫に悩まされ、1055年(天喜3年)に現在の高台に本宮が再建された。本宮と同じ高龗神を祀っている。
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奧宮 - 貴船神社
奧宮
本殿横には、玉依姫命が乗った船を模した船形石があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全の御利益があるという。また、本殿下には巨大な龍穴があり、江戸時代に大工が誤ってノミを落としたところ、一天がにわかにかき曇り、風が吹きすさみ、ノミを空中へ吹き上げたという。
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思ひ川 - 貴船神社
思ひ川
奧宮の鳥居をくぐると、貴船川に思ひ川と書かれた橋が架かっている。
和泉式部が前述の歌を詠んだところ、貴船神社が、「物おもへば 沢の蛍も我が身より あくがれいづる 魂かとぞみる」(奥山の滝の水が飛び散るほどに、深く思いつめたりしなさるな)と返歌したと伝わる。
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交通アクセス

【鉄道+バス】
  • 叡山電鉄「貴船口駅」下車、バスで「貴船口駅前」から「貴船」まで約5分
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:貴船神社
貴船神社 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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