ジェネリック医薬品

2010年4月1日 作成

ジェネリック医薬品とは

カプセル薬
ジェネリック医薬品とは後発医薬品とも呼ばれ、新しく開発された先発医薬品の特許が切れた後に、先発医薬品と成分や規格等を同一にして、臨床試験などを省略して承認される薬のこと。かつては、先発医薬品の特許が切れると次々に発売されたことから、「ゾロ」「ゾロ品」「ゾロ薬」などと呼ばれていた。
先発医薬品より安価であることが最大の特長で、医療費抑制の観点から、日本では2006年(平成18年)頃からジェネリック医薬品の使用を推奨している。さらに近年、医師の処方箋を薬局に渡すと、ジェネリック医薬品に変更していいかどうか確認を求められるようになった。

ジェネリック医薬品情報提供システム

日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、2010年(平成22年)4月1日、会員企業43社のジェネリック医薬品(GE薬)に関する品質・安全性情報を提供する「ジェネリック医薬品情報提供システム」をスタートさせた。

このシステムは医療関係者向け一般向けに分かれている。
一般向けのシステム(かんじゃさんの薬箱)では、処方されている先発品の製品名や規格、一日の服用量、処方日数を入力することで、後発品へ変更した場合の薬剤費や窓口負担の差額を表示する。

国は後発品について、2012年度までに数量ベースシェア30%の目標を掲げているが、昨年9月時点で約20%にとどまっている。GE薬協は、システムを通じて情報提供を強化し、さらなる後発品の使用促進につなげたい考えだ。
キャリアブレイン,2010年3月26日より

参考サイト

(この項おわり)
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