近鉄 9820系は「人にやさしい・地球にやさしい」

鉄道友のローレル賞受賞
近鉄 9820系
2014年8月13日 生駒駅 写真:パパぱふぅ
近鉄9820系電車は、通勤車両「シリーズ21」のひとつで、9020系の6両編成バージョンとして2001年(平成13年)にデビューした。
「人にやさしい・地球にやさしい」をキーワードに、バリアフリー、環境問題、資源問題に配慮した21世紀のスタンダード車両を目指す。2001年(平成13年)には鉄道友のローレル賞を受賞した。
近鉄 9820系の大きな写真大きな写真
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近鉄 9820系
2005年3月4日 近鉄京都駅 写真:パパぱふぅ
客席にはバスケット型シートを採用し、座席幅も485mmに拡大した。
吊り手を低くしたり、座席から立ちやすいように両肘掛け付シート「らくらくコーナー」を扉付近に設置するなど、バリアフリー対策をしている。

車体を軽量化し、IGBT素子のVVVFインバータ装置を搭載するなどして、走行性能の向上、省メンテナンス化、コストダウンを実現し、設計最高速度は120km/hとなっている。
ボディカラーは、「歴史を育んできた大地が朝日に染まるさま」を表すアースブラウンと、「うち寄せる波の輝きと躍動感」をあらわすクリスタルホワイトのツートンに、「野性的だがあったかいという近鉄のコーポレートイメージにふさわしく、21世紀へ発展し続ける一筋の光」をあわらすサンフラワーイエローのラインを入れ、近鉄の一般車両としては32年ぶりにボディカラーを一新している。
近鉄9820系 関連
(この項おわり)
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