発言者
| 中村義一 (なかむら・よしかず) | ![]() |
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| 三鷹光器株式会社会長 | ||
| 2004/03/29 |
場面
「日経ビジネス」2004年3月29日号より。天体望遠鏡をはじめ、スペースシャトル搭載カメラ、脳神経外科手術用顕微鏡スタンドなど産業機器にも精密機器を供給する“小さな巨人”三鷹光器の創業者の言葉。2006年4月28日には天皇陛下が視察されている。
コメント
創業者の中村会長は中卒である。中村会長は、最近の若者について、「知識はあっても『自分で考える』ことができない」と痛烈に批判する。「自分で考え抜く訓練が大切」と指摘し、「工夫する努力を重ねると、壁にぶつかってもあの手この手が出てくるようになる」と言う。おそらく自身の体験から出た言葉だと思う。
また、「子供を塾に行かせる親が多いそうですが、もの作りの楽しさを教えることの方が格段に大切」と主張しているが、まったく同感である。学校や塾で教わる「知識」というのは仮初めものもので、実生活の中で役立ってこその「学習」である。大人が「学習」の成果を子供に示せなければ、子どもが勉強するわけはない。
たとえば微積分であるが、少なくとも私の社会生活には役立っている。公式をそのまま覚えているわけではなく、仕事の中で舞い込んでくる膨大な量のデータを分析するのに役立つのである。プログラム作りをするときは、尚更である。また、理系以外の科目として、英語はもちろん、歴史や文学史だって、役に立っている。こうした知識があると、その土地の人とのコミュニケーションが円滑に進むからだ。
先日、仕事にプラスになる資格を獲得した。子どもに勉強させ、テストの結果を云々するからには、自分自身も新しい分野に挑戦し、成果を出し、それが仕事や生活で役立つことを実証していかなければならないと思うからである。
(この項おわり)
| 2006年12月17日更新 | ||
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