西暦1167年 - 音戸の瀬戸の開削

日宋貿易の航路をつくる
平清盛の日招像
音戸の瀬戸 (おんどのせと) は、広島県呉市と倉橋島(音戸町)の間の海峡で、幅わずか90メートル。
音戸の瀬戸は、もともとは水深が浅いため船が通れない船頭泣かせの場所だった。日宋貿易の航路として、平清盛が1167年(仁安2年)に開削したといわれている。だが、竣工予定日になっても工事が終わらぬまま日が暮れようとしたので、清盛が夕日に向かって右手の金扇で招くと、太陽が戻ったという日招き伝説がある。

付近の地図

【バス】
  • 呉市営バス・昭和町経由・音戸の瀬戸方面「音戸渡船口」バス停下車、徒歩約10分
  • 呉市営バス・昭和町経由・見晴町行き「音戸大橋」バス停下車すぐ
音戸大橋が開通したのは1961年(昭和36年)。瀬戸内海で初めて、本土と島に架けられた橋である。

橋を渡って最初の清盛塚バス停で下車すると、すぐ前の海上に清盛塚がある。平清盛の功績をたたえるため、1184年(寿永3年)に建立されたものだ。

2012年(平成24年)1月、大河ドラマ「平清盛」の放送開始にあわせ、音戸にドラマ館がオープンした。

厳島神社

厳島神社
2011年8月25日 写真:こぱふぅ
12世紀後半には、平清盛らにより寝殿造りの様式を海上に現出させるという発想のもと、現在の厳島神社が建設された。背後の急峻な山を御神体とし、遙拝所をその麓に設けるという、日本の社殿建築の一般的形態を体現している。1996年(平成8年)には世界遺産に登録された。

この時代の世界

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平清盛の足跡

参考サイト

参考書籍

表紙 平家物語 (岩波文庫 全4冊セット)
著者 梶原正昭/山下宏明
出版社 岩波書店
サイズ 文庫
発売日 2000年07月
価格 4,532円(税込)
ISBN 9784002010755
 
表紙 平清盛 前編
著者
出版社 NHK出版
サイズ ムックその他
発売日 2011年12月
価格 1,152円(税込)
ISBN 9784149233598
 
(この項おわり)
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