西暦1455年 - グーテンベルク聖書の印刷

儲かったのは教会向けの贖宥状の印刷
グーテンベルク聖書
1455年2月23日、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが活版印刷技術を用いて聖書の印刷に着手する。西洋初の印刷聖書である。

ほとんどのページが42行組みであることから、「四十二行聖書」とも呼ばれる。
貴族の子で腕利きの金細工職人であったグーテンベルクは、1440年、シュトラースブルクで印刷術を完成させたと言われている。1448年、マインツに戻ると義理の兄から借金しており、印刷機などの機器をそろえる資金にしたと見られる。
1450年までには印刷所の運営を開始しており、最初に印刷したのはドイツ語の詩と見られている。

グーテンベルクがいつ聖書の印刷を企図したのかは不明だが、1454年頃から印刷をはじめた教会向けの贖宥状 (しょくゆうじょう) の印刷の利益が上がっていたことが背景にあるとみられている。
グーテンベルク聖書は、初め羊皮紙に45部印刷されたといわれる。羊皮紙版のうち、現存するものは完全なものが4部と不完全なものが8部の合計12部である。
次に紙に135部印刷されたと考えられているが、紙版は完全なものが17部、不完全なものが19部現存している。

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