西暦1534年 - イエズス会の成立

ローマ教皇に絶対服従を誓う
イエズス会の紋章
ルターによる「95ヶ条の論題」をはじめとする宗教改革運動の拡大に対し、1534年、イグナチオ・デ・ロヨラとパリ大学の学友だった6名の同志(フランシスコ・ザビエル、アルフォンソ・サルメロン、ディエゴ・ライネス、ニコラス・ボバディリャ、シモン・ロドリゲス、ピエール・ファーヴル)がパリ郊外のサン・ドニ聖堂に集まり、生涯を神にささげるカトリックの誓いを立てた。
1537年と翌38年の二度にわたり一行はイタリアへ赴き、教皇から修道会の認可を得ようとした。そして1540年に修道会としての正式な認可が与えられた。

イエズス会は当初から世界各地での宣教活動を重視し、優秀な宣教師たちを積極的に派遣した。創立メンバーの一人であるフランシスコ・ザビエルは、1549年、宣教のために日本に上陸している。

ヨーロッパが絶対王政期に入る18世紀になると、教皇に忠誠を誓うイエズス会の存在は目障りとなり、しばしば迫害を受けた。
1814年、教皇によりイエズス会は復興され、その後めざましい発展を遂げた。
現在、会員数2万人、活動地域は六大陸に112カ国に及ぶ世界で2番目に大きいカトリックの男子修道会となっている。

この時代の世界

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参考サイト

(この項おわり)
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