西暦1618年 - 三十年戦争はじまる

ドイツが荒廃する
プラハ窓外投擲事件
1618年、ボヘミアにおいてプロテスタントの反乱をきっかけに三十年戦争が勃発する。

戦争は神聖ローマ帝国内におけるカトリックとプロテスタントの対立ではじまったが、後半はハプスブルク家ブルボン家ヴァーサ家による大国間のパワーゲームに展開してゆく。
戦争中、ドイツ国土は荒廃し、1800万人いた人口が700万人にまで減ってしまったといわれる。

三十年戦争は、1648年のウェストファリア条約によって終結する。
この条約によりカトリックとプロテスタントに同じ権利が与えられたものの、諸領邦の主権を認めたためにドイツの分裂は確実なものとなり、アルザス=ロレーヌ地方を獲得したフランスが優位に立つ。また、スイスやネーデルラント連邦共和国(現在のオランダ)の独立も承認された。

この経験から、グロティウスは国際法の必要性を説き、戦後、諸国は勢力均衡を狙った体制を築く。

この時代の世界

1525 1550 1575 1600 1625 1650 1675 1700 1618 1648 三十年戦争 1648 ウェストファリア条約 1568 1609 ネーデルラント独立戦争 1649 ピューリタン革命 1619 ケプラーの法則 1571 1630 ケプラー 1572 ティコの新星 1632 「天文対話」出版 1564 1642 ガリレオ・ガリレイ 1632 『ウラノメトリア』出版 1572 1625 ヨハン・バイエル 1582 グレゴリオ暦の導入 1600 「ハムレット」の完成 1564 1616 シェークスピア 1611 欽定訳聖書 1561 1626 フランシス・ベーコン 1651 「リヴァイアサン」の出版 1588 1679 トマス・ホッブズ 1637 「方法叙説」の刊行 1596 1650 デカルト 1571 レパントの海戦 1566 1625 ジェームズ1世 1620 ピリグリム・ファーザーズ 1600 イギリス東インド会社設立 1602 オランダ東インド会社設立 1588 アルマダ戦争 1598 ナントの勅令 1620 ピリグリム・ファーザーズ 1636 ハーバード大学の創立 1615 大阪夏の陣 1614 大阪冬の陣 1615 武家諸法度、禁中並公家諸法度 1603 江戸時代の始まり 1593 1615 豊臣秀頼 1567 1615 淀君 1613 慶長遣欧使節団がスペインへ出発 1600 関ヶ原の戦い 1579 1632 徳川秀忠 1585 豊臣秀吉が関白に任官 1590 秀吉による天下統一 1592 文禄の役 1597 慶長の役 1582 本能寺の変 1569 1633 崇伝 1564 1620 ウィリアム・アダムス 1591 千利休、切腹 1567 1615 真田幸村 1571 1617 後陽成天皇 1567 1636 伊達政宗 1609 サンフランシスコ号が漂着 1584 1645 宮本武蔵 1583 1657 林羅山 1636 日光東照宮が完成 1637 島原の乱 1604 1651 徳川家光 1648 清の建国 1559 1626 ヌルハチ 1600 イギリス東インド会社設立 1602 オランダ東インド会社設立 1606 1645 李自成 1610 1644 崇禎帝 1626 1643 ホンタイジ 1645 ポタラ宮殿の建設 1598 シビル・ハン国の滅亡 1632 タージ・マハル着工 1592 1666 シャー・ジャハーン 1571 1629 アッバース1世 Tooltip
(この項おわり)
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