西暦1832年 - 鼠小僧の処刑

義賊伝説と史実にはギャップが
四代目市川小團次の鼠小僧
江戸の鳶人足だった次郎吉は賭博の金欲しさに盗賊稼業に手を染める。
武家屋敷を中心に盗みを繰り返し、1825年(文政8年)に南町奉行所に捕縛されるが、初めて盗みに入ったと嘘をつき、追放処分となる。

一時は上方へと姿をくらますが、再び江戸に舞い戻り、盗賊稼業を続けた。ついに1832年(天保2年)、小幡藩主・松平宮内少輔忠恵の屋敷で捕縛される。
北町奉行の尋問に対し、次郎吉は盗んだ金銭の総額は3千両以上と答えている。
次郎吉には市中引き回しの上での獄門の判決が下されたが、本来なら放火や殺人といった凶悪犯に適用される刑であり、面子を潰された武家の報復という説もある。また、次郎吉は肉親と縁を切っており、連座制は適用されず、彼一人が罪を背負って死んでいった。

こうしたことから、次郎吉は義賊「鼠小僧 (ねずみこぞう) 」として江戸庶民の間に語り継がれることになる。

この時代の世界

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(この項おわり)
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