西暦1877年 - 西南戦争

維新後最後の内乱
鹿児島暴徒出陣図
1877年(明治10年)1月30日、下野していた西郷隆盛 (さいごうたかもり) が鹿児島で主宰していた私学校の生徒が新政府に反発し政府の武器を奪取した。これが西南戦争の発端となる。

私学校の幹部らが警視庁を内偵したところ、西郷暗殺計画があると判明した。私学校内では激論が戦わされ、ついに西郷隆盛を担いで軍隊を編成。2月15日に鹿児島を出発した。
明治政府は2月19日に征討の詔を発し、鎮圧に乗り出した。
2月19日、西郷軍は熊本城に入ろうとするも、火災で城は焼失してしまった。
政府軍に比べると少ない大砲と性能の劣る小銃しかなかった西郷軍は圧倒的に不利な状況の中、3月1日には田原坂 (たばるざか) (熊本県鹿本郡植木町)に退いた。ここで17日間にわたり激しい銃撃戦が行われた。官軍の損害も甚大で、戦死者は約2,000名、負傷者も2,000名にのぼったが、西郷軍を敗退させた。

その後も九州各地で西郷軍は敗退し、ついには鹿児島に追い詰められ、9月24日、西郷隆盛の自決によって西南戦争は終結した。

田原坂付近の地図

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出発地の最寄駅:

目的地:田原坂

西郷隆盛の足跡

西郷隆盛の銅像(鹿児島市城山)
西郷隆盛の銅像(鹿児島市城山)
西郷隆盛(1828~1877)は、同じ鹿児島(薩摩藩)出身の大久保利通とともに明治維新の中核を担った人物である。

参考書籍

表紙 西郷隆盛(上) 維新前夜の群像6
著者 井上清(歴史学)
出版社 中央公論新社
サイズ 新書
発売日 1988年12月
価格 726円(税込)
ISBN 9784121002235
 
表紙 西郷隆盛(下) 維新前夜の群像6
著者 井上清(歴史学)
出版社 中央公論新社
サイズ 新書
発売日 1990年08月
価格 768円(税込)
ISBN 9784121002280
 
表紙 西郷どん! 上製版 前編
著者 林 真理子
出版社 KADOKAWA
サイズ 単行本
発売日 2017年11月01日頃
価格 1,870円(税込)
ISBN 9784041039939
なんという目をした男なのだー。吉之助の目を見た者は誰もがそう呟いた。下級武士の家に生まれた西郷吉之助は、貧しいながら家族や友に恵まれて育つ。のちに大久保利通となる正助とは、郷中仲間だ。島津斉彬の雄姿を間近に見た吉之助は、いつの日かこのお方にお仕えしたいと焦がれるようになる。時は幕末。夢かない、薄主・斉彬のお側仕えとなった吉之助は、一橋慶喜を将軍とするべく、名君と心を一にし、江戸に京都に飛び回るようになる。しかし暗躍むなしく宿敵・井伊直弼が大老の就任、異国の脅威が迫るなか斉彬は突然死。さらに国父・久光の逆鱗に触れた吉之助は、遠島を言い渡されてしまうー。林真理子にして初めてなし得た、英雄物語!激動の青春編!
 
表紙 西郷どん! 上製版 後編
著者 林 真理子
出版社 KADOKAWA
サイズ 単行本
発売日 2017年11月01日頃
価格 1,870円(税込)
ISBN 9784041059364
吉之助にようやく下った赦免。しかし時代は急変、不在の間にふるさと薩摩はイギリスの砲撃を受け、国内には不穏な空気が立ち込めていた。荒ぶる長州は一気に挙兵し、幕府軍と蛤御門ではげしい戦闘を繰り広げる。吉之助は幕府側に立ち、生まれついての大将としての才能を開花させる。戦いに勝利、長州征伐を企図し勝海舟と面会した吉之助だったが、勝の提案が彼を変えようとしていた。維新に名を残す男らと議論をかさねた吉之助は、無血開城を断行する。一方、盟友・大久保一蔵は、新しい国家の設計図を作りだしていた。幼い頃から常に共にいた吉之助と一蔵。二人に別の道を歩む時が訪れたのかー。西郷のすべてがわかる、傑作小説!新しき時代、維新編!
 

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