サプリメント「ルックルックベリー」と老眼対策

2016年1月 購入
サプリメント「ルックルックベリー」
老眼の度が進んでいる。仕事でPCの画面を見続けなければならないが、夕方になると、だいぶ目が疲れる。
というわけで、効くとは思っていないが(「効く」と薬機法違反になる)、サプリメント「ルックルックベリー」(株式会社ルックルック)を試してみることに。
用法・用量は1日2粒。1袋に62粒入っているので、1ヶ月を賄うことができる。

飲む時間の指定はないが、消化吸収の点から食後を勧めている。飲む時間より、毎日欠かさずに飲むことが大切としている。また、飲み始めの5日間や、疲れているときなど、3~5粒ほど多めにとることを勧めている。
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サプリメント「ルックルックベリー」
販売は通販のみ。メール便で送られてきた封筒の表に「直接お渡しできず、すみません。そのかわり、この封筒の中に心を込めました」とのメッセージが。健康食品販売会社にありがちなことなので、気にしない、気にしない。

商品のほか、お礼状、納品書、パンフレット、飲み忘れ防止チェックシート、定期購入申込書など、書類がたくさん。健康食品販売会社にありがちなことなので、気にしない、気にしない‥‥。

主な成分

項目 含有量 コメント
ビルベリー濃縮末 100mg 眼精疲労や近視に良いとされる。
カシス 視物質ロドプシンの再合成をサポート。
ビタミンA ロドプシンの材料。
メグリスリノキ 室町時代から続く薬用植物。
ルテイン 活性酸素を除去。
アサイー濃縮末 100mg 栄養価が高く、ポリフェノールを多く含む。
ビタミンE 血液をサラサラに。
DHA 脳細胞の働きを高める。
EPA 閉塞性動脈硬化症、高脂血症治療薬。
ビルベリーが視力によいという俗説は、第二次世界大戦中、英国空軍パイロットが夜間作戦中に視力を発揮するためにビルベリージャムを摂取したことに由来するとされているが、WebMDによると、その出典は明らかでないという。また、各種実験で、視力によいという確証も得られていない。
アントシアニンは、ブルーベリーの約4倍含まれているとされる。

2005年(平成17年)10月10日「目の愛護デー」に、日本カシス教会が設立された。カシスはポリフェノールを多く含み、ブルーベリーの3~4倍のアントシアニンが含まれているという。
アントシアニンは、網膜にあるロドプシン(rhodopsin)という物質の再合成を補助する役割を担っている。ロドプシンは、ヒトでは夜間視の基礎となる感光色素であることから、カシスが目の疲れによいという俗説が生まれたのだろう。もちろん医学的根拠はない。

ビタミンAはロドプシンの材料となる物質で、これが不足すると夜盲症 (やもうしょう) になることが知られている。
その他、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、喉や鼻などの粘膜に働いて細菌から体を守ったりするなど、さまざまな役割があるとされている。

メグリスリノキは日本国内に自生する木で、カエデの仲間。
黒田如水 (くろだじょすい) の祖父・重隆が、室町時代にメグスリノキから抽出したエキスで目薬をつくり、黒田家の基礎を築いたと伝えられている。
現在に入り、星薬科大学などでも研究が進み、薬用植物という扱いを受けるようになり、眼病予防や肝機能向上、動脈硬化の予防、血糖値を下げる効果などがあるとされている。

ルテインは、目の中の水晶体などに含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化作用がある。太陽の紫外線やパソコンのブルーライトによって発生する活性酸素を、ルテインが除去し、視細胞が傷つかないようにしていると言われている。

アサイー果実の外見はブルーベリーに似ているが、植物学的にはヤシ科に属する。
「ブラジルの奇跡」と呼ばれ、アマゾン先住民族の命を守ってきたスーパーフルーツである。栄養価が高く、アサイー果実100g中に含まれるポリフェノールは約4.5gで、ココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍。鉄分はレバーの3倍で、食物繊維、カルシウムなども豊富である。
Wikipedia によれば、横浜F・マリノスのDF中澤佑二が普段より貧血気味だったため、練習後の疲労回復の為にアサイーを愛飲するようになったことで改善されたと報じられたことが、一般的に認知されるきっかけになったという。

ビタミンEは、老化の原因となる活性酸素をとり除いたり、血中コレステロール値を下げて血液をサラサラにする働きがあると言われている。

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、動脈硬化の原因であるコレステロール値の上昇を抑え、血液をサラサラにするほか、脳細胞の働きを高めるのに不可欠な栄養素NGF(神経成長因子)の産出量を増やす働きがある。

EPA(エイコサペンタエン酸)は、医療用医薬品としては閉塞性動脈硬化症、高脂血症治療薬である。

参考サイト

(この項おわり)
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