デジカメの撮影画像を収めるメモリカードから写真データが漏れることがあります。 デジカメのメニューから画像の削除やメモリの初期化を行っても、簡単に復元できてしまいます。
メモリカードとファイルの削除、初期化
デジカメには、CFカード、SDメモリ、メモリスティック、xDピクチャーカードといったメモリカードが内蔵されています。容量は1Gバイトを超え、動画や音声ファイルも入れることができるようになりました。
これらのメモリカードは着脱可能で、撮影した写真や動画をPCに取り込んだり、友人とやり取りするのに便利です。また、写真点のデジタルプリンタから出力することもできます。
しかし、このメモリカードに、プライベートな写真や動画を入れている場合には注意が必要です。
友人にメモリカードを渡す前に、プライベートな情報を削除したり、メモリカード自身を初期化しても、簡単に復元できてしまうのです。削除した後に新規の画像ファイルをセーブした場合でも、復元できる可能性があります。
たとえば、「完全フォト復元」というソフトは、文字通り、消してしまった画像ファイルを復元するものです。また、FINAL DATAのような汎用のファイル復元ツールを使って復元することもできます。
なぜ復元できるのかというと、デジカメのファイル削除、初期化機能が、メモリカードを完全に消去していないためです。
事例
メモリカードでのデータの受け渡しは避けるようにしましょう。
どうしても必要なときは、自分で相手のPCを操作して、必要なファイルだけ渡すようにしましょう。
デジカメを処分する場合は、「米国国防総省 DoD5220.22-M」水準以上の消去機能を持った専用の消去ソフトを使ってメモリカードの内容を完全消去しましょう。フリーソフトの DESTROY などがお勧めです。それでも完全とは言えませんので、実費を払ってでもメモリカードを引き取ってから処分した方がいいでしょう。
対策は
実際、2007年7月に、船橋市の市立小学校の児童約120人分の個人情報が、デジタルカメラ用メモリ経由で流出するという事故が発生しました。
この小学校に勤務していた女性教諭が、2005年4月ごろ、フロッピーディスクに記録されていた児童の個人情報を自分の記録媒体にコピーする際、一時的にデジカメ用のメモリにコピーしたようです。これに気づかないまま、教諭の夫がメモリごとデジカメを中古品点に売却してしまったのです。
そのメモリには、長期欠席児童や転出入児童の氏名、欠席日数、転出入学日などが記録されていたといいます。
今のところ被害は確認されていないとのことですが、たいへん初歩的なミスとしか言いようがありません。
参考URL
| 2007年07月04日更新 | ||
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