無線LANの設定に注意を

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2015年(平成27年)6月、他人の無線LANのパスワードを解析し、ただ乗りしていた男が、電波法違反(無線通信の秘密窃用、無線局の開設)容疑で逮捕されました。
ただ乗りすると、接続者の身元が分かりにくくなり、ネット犯罪などに悪用される恐れがあります。無線LANのセキュリティ設定を見直しましょう。

買ったら設定の変更を

無線LANの設定に注意を
家庭用の無線LANルーターは、買ったらすぐに使えるようになっています。しかし、そのままの設定では、悪意のある第三者に利用される恐れがあります。
無線LANルーターを買ったら、下記の設定変更をしましょう。

  1. 管理者パスワードを変更しましょう。
  2. 暗号化方式はWPA2-PSK(AES)に変更し、パスワードも変更しましょう。
  3. ファームウェアを最新に更新しましょう。
  4. PCの接続設定が終わったら、AOSSなどの簡単接続機能はオフにしましょう。

暗号化方式はAESを

無線LANの暗号化方式は複数あり、分かりにくいのですが、AES と書いてある方式を選択しましょう。

WEP方式は10秒~1分程度で突破されてしまうので、絶対に選択してはいけません。
ニンテンドーDSなど、WEPにしか対応していない端末を接続したい場合は、使うときだけ無線LANルーターをONにするなどの工夫をしてください。MACアドレス認証も多少は防御効果がありますが、MACアドレスは比較的簡単に偽装することができます。

次に WPAWPA2 ですが、各々、TKIPAES という2つの方式があります。このうち TKIP には脆弱性が確認されているので、AES を選択すべきです。

参考サイト

(この項おわり)
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