PCや名簿の盗難や紛失に注意する

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個人情報漏洩というと、WinnyスパイウェアDoS 攻撃SQL インジェクションによってインターネット越しにデータを盗まれることにスポットが当たりがちですが、最も多い原因は紛失と盗難です。
具体的な事例は「紛失・盗難による個人情報漏洩事件一覧」をご覧ください。

個人情報漏洩の原因別集計

2008 年 個人情報漏えいインシデント調査結果」(日本ネットワークセキュリティ協会)の「情報漏えい原因」によると、「紛失・置き忘れ」(14.1%)、「盗難」(11.2%)は年々減少しているものの、まだまだ注意が必要です(下図)。
個人情報漏洩の原因別集計
ノート PC をカバンに入れて持ち歩いているビジネスマンも多いと思いますが、このカバンを置き忘れたり盗まれたり置き忘れるケースが一番多いのです。
最近だけでも、以下のような事件がありました。
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2005 年 8 月個人情報含むパソコンの盗難被害発生(持田製薬)
2005 年 8 月営業車盗難で医師の個人情報が入った PC紛失(参天製薬)
2005 年 8 月パソコン盗難で医師ら 5757 人の個人情報流出(キリンビール)
2005 年 8 月生徒千人分の個人情報、教員の車から盗難(県立静岡高)
2005 年 6 月30 万件の個人情報紛失、PC ごと盗難(大阪市)
2005 年 5 月顧客情報入りハードディスクを紛失(UBS証券 )
2005 年 5 月 80 人分の個人情報流出 社員がかばんを紛失(武富士)
2006 年 5 月オンラインゲームの個人情報 6 万 5 千人分紛失(アエリア)
2006 年 6 月供述調書入りのメモリー紛失(愛知県警)
2006 年 10 月96 万人分の顧客情報紛失(三菱東京 UFJ銀)
2006 年 12 月ディレクターが個人情報記録のハードディスク紛失(NHK)
2007 年 2 月解約客 22 万人の個人情報紛失(KDDI)
2007 年 3 月「NHK のど自慢」の出場者1269 人分の個人情報を紛失
2007 年 3 月品川駅で個人情報 12218 件を含む内部書類を紛失(JR 東日本)

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これ以外にも、自宅に泥棒が入って、個人情報が入った業務用PC が盗まれたというケースもあります。

個人情報漏洩の経路の件数割合

どのような経路から流出したかを調べたのが下図です(「2008 年 個人情報漏えいインシデント調査結果」より)。
個人情報漏洩の経路の件数割合
これを見ると、PC など情報機器からではなく、紙によって流出するケースが最も多いことが分かります。その割合も年々増えています。
一度に大量に個人情報をプリントアウトさせないという対策も必要です。
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USB メモリなどの紛失によるケースも増えています。ネットワークが整備されている場所では共有ファイルサーバを用意し、USB メモリによるデータ交換はやめさせましょう。
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パソコンの紛失によるケースは減ったとはいえ、ゼロではありません。駐車場に車を置いた一瞬の隙に車上荒らしにあったという事件もあります。
日頃、電車の網棚にノート PC 入りのカバンを置いたり、名簿が入ったカバンを抱えたまま飲み会に参加するというようなことはありませんか。PC や名簿は、肌身離さず持ち歩く癖を付けましょう。

もっと情報公開を

紛失・盗難による個人情報漏洩事件一覧」と「ファイル交換ソフト(P2P)による個人情報漏洩事件一覧」を比べていただくと分かるのですが、紛失・盗難の場合は自社ホームページなどで情報公開したり対応窓口を設けることはほとんどありません。警察に紛失届や盗難届を出してお終い、ということも少なくありません。
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紛失・盗難の場合には、自社/本人の過失の意識が少ないためと思われますが、個人情報保護法では、いずれの場合も管理責任を問われます。
きちんと事後対応をしていただきたいものです。

参考書籍

参考サイト

(この項おわり)
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