Apache 1.3をインストールする for Windows

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ここでは、Windows98/ME/2000/XPにApache 1.3をインストールする手順を紹介する。
なお、他のHTTPサーバ(IISなど)との共存は難しいので、初心者はApacheのみインストールすることを勧める。

Windows版Apacheの入手方法

Windows版Apacheは、http://httpd.apache.org/download.cgi からダウンロードできる。このアドレスは変更になる可能性があるので、その場合は http://httpd.apache.org/ からたどってほしい。
ここではWindows版Apache 1.3をインストールするので、[apache_1.3.31-win32-x86-no_src.exe:blua] をダウンロードする。なお、バージョンに応じてファイル名は変化するので注意されたい。現時点での最新バージョンは1.3.31である。

Windowsインストーラの準備

Windows版Apacheをインストールするためには、Windows Installerが必要になる。
Windows 95/98/98SEでは、Microsoft Officeなどのマイクロソフト製品をインストールしている場合を除き、Windowsインストーラが備わっていない。そこで、Windows Installerを下記URLからダウンロードして事前にインストールしておく必要がある。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/942288/windows-installer-4.5-is-available

インストールをはじめる

ここまで準備ができたら、apache_1.3.31-win32-x86-no_src.exe を実行する。
Apache
上のような画面が表示されるので、「Next」をクリックする。
Apache
次にライセンス許諾画面である。
内容に同意(「I accept」を選択)し、「Next」ボタンをクリックする。
Apache
最新版のリリースノートである。
http://httpd.apache.org/docs/ へ行けば、日本語で読むことができる。
ここでは「Next」ボタンを押して、次の画面へ移動する。
Apache
サーバーの基本情報を入力する。
まだインターネットには公開しないのであれば、Network DomainとServer Nameは「localhost」、Administrator Email Addressには適当なメールアドレスを入力する。
この設定は、後で変更できる。
また、Apacheを利用できるユーザーは、Windowsユーザー(Run as a service for All Users)を選んでおけばよいだろう。
「Next」ボタンをクリックし、次の画面へ移動する。
Apache
インストールの形態は「Complete」を選ぶ。
「Next」ボタンをクリックし、次の画面へ移動する。
Apache
Apache本体をインストールするディレクトリを決める。何か事情がない限りはデフォルトのままでよい。
「Next」ボタンをクリックし、次の画面へ移動する。
Apache
「Next」ボタンをクリックし、ディスクへのファイルコピーをはじめる。
Apache
インストール中。
Apache
インストールが完了した。
「Finish」ボタンを押してインストーラを終了する。

正しくインストールされていることを確認する

Apache
Webブラウザを立ち上げ、URLに「http://localhost/」と入力する。Apacheが正常に動作していれば、左のような画面が表示される。(他のHTTPサーバが動作している場合は、この画面が表示されないことがある)

もしこの画面が表示されない場合は、Windowsのプログラムメニューに「Apache HTTP Server」が登録されるので、「Apache HTTP Server - Control Apache Server - Start」または「Restart」を選んでApacheを起動してみてほしい。
それでも動かない場合は、Windowsの「コントロールパネル - 管理ツール - サービス」の一覧に「Apache」という項目ができているはずなので、もしサービスが停止しているようだったら、「サービスの開始」を実行する。
デフォルトでは、Windows起動後に自動的にApacheが起動するようにインストールされるが、もしサービス開始が「手動」になっているようだったら、プロパティを「自動」に変更しておくとよいだろう。
(この項おわり)
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