C57形蒸気機関車の愛称は「貴婦人」

1947年までの間に201両が製造
C57形蒸気機関車
2000年11月5日 都立小金井公園 写真:パパぱふぅ
C57形蒸気機関車は、旧・国鉄の旅客用テンダー式蒸気機関車で、貴婦人の愛称を持つ。鉄道ファンはシゴナナと呼んでいる。

1937年(昭和12年)、C55形の63号機として製造が始められたが、改良箇所が多く、新しい形式であるC57形になった。1947年(昭和22年)までの間に201両が製造された。
C57形蒸気機関車
2000年11月5日 都立小金井公園 写真:パパぱふぅ
写真の C57 186 は、1946年(昭和21年)、三菱重工業で生産された3次形で、戦後の旅客用機関車の不足を補うために製造された。1次形に比べて組み立て式従台車を使用するなど、資材・工程削減を行ったが、基本性能は維持している。
C57形蒸気機関車
2018年12月28日 四国鉄道文化館 写真:こぱふぅ
写真の C57 44 は、1938年(昭和13年)、三菱重工業で生産された1次形で、従台車とテンダー台車が一体鋳鋼製となっている。西条市長、国鉄総裁を歴任した十河 (そごう) 信二氏の雅号にちなみ、春雷号と名付けられた。
C57形蒸気機関車の大きな写真大きな写真
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東京、仙台、札幌、室蘭と転戦し、330万km余を走行し、1976年(昭和51年)3月末に廃車となった。西条市民公園で展示されていたが、2014年(平成26年)、四国鉄道文化館に移設された。
C57形蒸気機関車 関連
(この項おわり)
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