熊本市電1350形は熊本国体に合わせて製造

1960年にデビュー
熊本市電1350形
2016年3月19日 熊本駅前電停 写真:こぱふぅ
熊本市電 1350形は、熊本市交通局の路面電車で、1960年(昭和35年)、熊本国体に合わせて製造された。全長12メートル、全幅2.3メートル、定員は69人(座席32)である。
1967年(昭和42年)にワンマン化改造、1979年(昭和54年)に冷房か改造が行われた。
モータリゼーションの煽りで、この形式を最後に、1982年(昭和57年)まで車両の新造が中断された。
熊本市電1350形の大きな写真大きな写真
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路面電車が再評価されている。
マイカーが普及した昭和期、道路の渋滞を招く存在だとして廃止が相次いだ。大阪市電は大阪万博を前にした1969年(昭和44年)に全廃、京都市電も1978年(昭和53年)に姿を消した。だが近年、環境面や交通渋滞・事故による脱モータリゼーション、少子高齢化や訪日外国人増加による公共交通機関の必要性といった観点から注目を集めている。
熊本市電は、熊本地震翌年の2017年度に乗客数が平成最多の1109万人(前年比3.6%増)を記録した。運賃の均一化、ICカードの導入などが下支えし、訪日外国人を中心に利用が伸びている。
熊本市電 関連

参考サイト

(この項おわり)
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