高雄捷運Urbos3は架線が無い路面電車

駅間はバッテリ走行、駅で急速充電
高雄捷運Urbos3
2019年9月18日 哈瑪星駅付近 写真:こぱふぅ
高雄捷運 Urbos3は、2015年(平成27年)に開業した台湾・高雄市の高雄捷運環状軽軌(高雄ライトレール)に導入された超低床路面電車車両である。スペインCAF製。3台5連接車。
架線が無く、線路も芝生に隠れ、静態展示されているように見えるが、これは通常運行スタイル。
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高雄捷運Urbos3
2019年9月18日 哈瑪星駅付近 写真:こぱふぅ
ニッケル・水素充電池を搭載しており、停車時に急速充電することで、駅間では無架線走行を実現した。1.4kmのバッテリ走行が可能。
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高雄捷運Urbos3
改札はなく、ホームに上がって現金30元で切符を買うか、乗車時にICカードで支払う。ICカードだと10元と安価。ドアについているボタンを押してドアを開閉して乗車する。
地下鉄と同じで、車内での飲食は罰金対象。
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2016年(平成28年)から、第6編成に少女與戦車(ガールズ&パンツァー)のラッピングが施されている。台湾でも日本アニメは人気だ。

高雄ライトレールは、元貨物線の台湾鉄路管理局高雄臨港線の経路を引き継いだもので、2013年(平成25年)に着工。2015年(平成27年)10月に試運転を開始し、2017年(平成29年)9月に第1段階全区間が開業。2021年(令和3年)に第2段階区間が開業する。
営業時間は7:00~22:00と高雄MRTより短いが、15分間隔で運行している。
(この項おわり)
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