キハ31形の座席は初代新幹線の流用

国鉄民営化に先立ち投入された気動車

鹿児島本線

鹿児島本線 キハ31形
2016年3月19日 富合駅 写真:こぱふぅ
キハ31形は、国鉄民営化に先立ち、九州地区の老朽車両の取り替えを目的として、1986年(昭和61年)にデビューした気動車である。ワンマン運転対応。
車体はメンテナンスフリーで軽量なオールステンレス車体。台車・変速機・ブレーキ装置などの部品には廃車発生品を多用してコストダウンを図り、ドアや冷房装置・暖房装置等にはバス用汎用品を採用するなど、徹底的なコストダウンを行った。
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九州に多い急勾配区間での運用を想定し、車体は20メートルから17メートルに小型化・軽量化され、エンジンは250PSに強化した。

車内は、新幹線0系電車の廃車発生品の転換クロスシートを改造し、シートピッチ910mmと幅広い。一方を2人掛け、もう一方を1人掛けとした3列座席とし、通路幅を確保している。

参考サイト

(この項おわり)
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