JR西日本 キハ181系は速度・加速・勾配性能を強化

2010年11月に定期運行から引退

特急「はまかぜ」

特急「はまかぜ」キハ181系
2004年2月9日 大阪駅 写真:パパぱふぅ
キハ181系気動車は、1968年(昭和43年)に登場した旧・国鉄の車両である。

大阪と山陰を播但線経由で結ぶ特急「はまかぜ」は、1972年(昭和47年)3月に営業運転を始めた。当初はキハ80系気動車を使用していたが、非力だったため、特急用に最高速度、加速、勾配の性能を向上させたキハ181系気動車が、1982年(昭和57年)に投入された。最高速度120km/h。
特急「はまかぜ」キハ181系の大きな写真大きな写真
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2005年(平成17年)のダイヤ改定で、キハ181系を使った定期運用特急は、はまかぜを残すのみとなった。冬は「かにカニ」列車として観光客を集めている。

2010年(平成22年)11月6日、はまかぜは定期運行から引退した。18時すぎ、はまかぜがJR大阪駅から出発すると、約800人の鉄道ファンらがラストランを見送った。
7日からは、新型のキハ189系の車両で運行される。

JR西日本は2012年(平成24年)2月、キハ181系をミャンマー鉄道省に計15両、譲渡すると発表した。2011年(平成23年)6月、ミャンマー政府関係者から要請があり、格安で譲渡することになったもの。
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(この項おわり)
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