南海電鉄 6000系は黎明期のステンレス車両

2013年現在も全車が現役
南海高野線 6000系
2021年12月31日 我孫子前駅付近 写真:こぱふぅ
南海電鉄 6000系電車は1962年(昭和37年)にデビューした黎明期のステンレス車両で、とても丈夫にできている。
車体は、東急車輌製造が米バッド車のライセンス供与を受けて開発した、日本初のオールステンレス車両だ。
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南海高野線 6000系
2021年12月31日 我孫子前駅付近 写真:こぱふぅ
1969年(昭和44年)までに72両が製造され、2013年(平成25年)現在も全車が現役で活躍をしている。
1985年(昭和60年)から、冷房対応の更新工事などが行われている。
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南海高野線 6000系
2021年12月31日 我孫子前駅付近 写真:こぱふぅ
最初に投入された「6001」号の走行距離は2015年(平成27年)4月現在、588万キロに達した。2016年(平成28年)には、地球150周分に相当する600万キロに達する見通しだ。
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南海高野線 6000系
2004年3月25日 難波駅 写真:パパぱふぅ
電車の寿命は一般的に30~40年とされ、同時期に東京の大手私鉄で登場したオールステンレス車はすでに廃車が進んでいる。デビュー以来、半世紀以上経過しながら1両も廃車されず、大手私鉄の主力として活躍を続けるケースは極めて異例だ。
現役を維持するには、日々の適切なメンテナンスも欠かせない。

現在は、主に大阪の難波から和歌山県の橋本まで約44キロを毎日、最高時速100キロで平均7往復する。

参考サイト

南海電鉄 関連
(この項おわり)
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