長崎電気軌道 360形は鉄道ファンの社員が設計

1961年に登場
長崎電気軌道 360形
2016年3月17日 松山町電停 写真:こぱふぅ
長崎電気軌道360形電車は、輸送力が低い単車や、老朽化した木造ボギー車の置き換えを目的に、1961年(昭和36年)に登場した全鋼製の路面電車である。昭和36年に登場したことから360形と命名された。

全長11メートル、全幅2.3メートル。車両重量は15トン。定員は82人(座席30人)。製造は日本車輌製造が担当した。
長崎電気軌道 360形の大きな写真大きな写真
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設計は「長崎で最初の鉄道ファン」を名乗る長崎電気軌道社員の田栗優一 (たぐりゆうういち) さんが当たった。
長崎初の全金属製車体となり、Zパンタグラフ、前中扉の窓配置、コイルばね台車、蛍光灯の室内灯など、長崎電気軌道初の新機軸が盛り込まれた車両となった。

当初は21輛製造する計画だったが、経営が悪化し、7両にとどまった。本格的な置き換えは、600形・700形まで待たねばならない。

3車体2台車の連接構造をとっており、全長15.1メートル、幅2.3メートル、自重22トン、定員は63人(うち座席28人)である。

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長崎電気軌道 関連
(この項おわり)
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