関東鉄道 キハ2100形は30年ぶりの新造車両

台車、エンジン、変速機の刷新で省エネ・高性能化

常総線

関東鉄道常総線 キハ2100形
2017年5月6日 取手駅 写真:こぱふぅ
関東鉄道 キハ2100形は、1993年(平成5年)から1996年にかけて12両を製造した気動車である。前身である常総筑波鉄道以来、30年ぶりの新造車両である。
全長20メートル、営業最高速度は90km/hである。
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関東鉄道常総線 キハ2100形
2017年5月6日 取手駅 写真:こぱふぅ
初めてのボルタレス台車、新型エンジンDMF13HZ(330ps)の搭載、直結2段式の採用などにより、省エネ・高性能化をはかっている。片運転台で2両編成で、ワンマン運転に対応している。
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また、車内には冷房設備を装備し、居住性もアップ。戸ジメ保安装置など運転保安装置も充実させ、安全性の向上をはかっている。さらに、車椅子スペースや、優先座席も設置した。

カラーリングは、京成グループの貸切バス統一カラー「Kanac (カナック) 」となっている。

常総線 (じょうそうせん) は、取手駅から下館駅までを結ぶ関東鉄道の鉄道路線で、沿線が旧常陸国と旧下総国にまたがることから、この名がついた。総延長は51.1km、25駅で、全線非電化である。
1913年(大正2年)11月に常総鉄道として開業し、1928年(昭和3年)にガソリンカーが導入された。1945年(昭和20年)に筑波鉄道と合併し、常総筑波鉄道に改称。1965年(昭和40年)に鹿島参宮鉄道と合併し、現在の関東鉄道となった。2009年(平成21年)には PASMO を導入した。

参考サイト

関東鉄道 関連
(この項おわり)
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