国鉄 ED12形はスイス製の高性能電気機関車

1949年、西武鉄道へ譲渡
国鉄ED12形電気機関車
2017年11月11日 横瀬車両基地 写真:こぱふぅ
国鉄ED12形電気機関車は、鉄道省が1923年(大正12年)、東海道本線電化用としてスイスに2両を製造委託した電気機関車である。当時の東海道線の規格に合わせ、直流600/1,200/1,500Vの3電圧に対応している。
全長12.9メートル、全高4.1メートル、自重は59トンある。定格速度は31km/h、最高速度は65km/h。

電動機をはじめとする搭載電気機器の性能が高く、国鉄で戦後まで運用され、1949年(昭和24年)、2両とも西武鉄道に譲渡され、セメント輸送に従事した。
E51は輪軸の損傷により1976年(昭和51年)に廃車、E52は老朽化により1987年(昭和62年)に廃車となり、横瀬車両基地に保管されている。
国鉄ED12形電気機関車の大きな写真大きな写真
(1293×1920 ピクセル, 1047 Kbyte)
西武線 関連
(この項おわり)
header