近鉄20000系「楽」は眺めを楽しめる団体専用列車

中間車両はハイデッカー構造
近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 近鉄奈良駅 写真:こぱふぅ
近畿日本鉄道 20000系は、20100系(初代「あおぞら」)の代替用として1990年(平成2年)11月にデビューした団体専用列車である。設計コンセプトであるRomantic Journey、Artistic Sophistication、Kind Hospitality、Unbelievable! の頭文字をとって、RAKU(楽)と呼ばれる。

当初の塗装は、上半分を黄色、下半分をホワイト、境目に濃い茶色のラインを通していたが、2020年(令和2年)3月のリニューアル工事で、伝統工芸である漆をモチーフにした「漆メタリック」に変更された。
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近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 近鉄奈良駅 写真:こぱふぅ
車両限界を最大限に活用しており、在来の2階建車両に比べて通路部分の屋根を高くして、圧迫感をなくした。窓も大きな曲面ガラスとし、柱に冷暖房用の風洞を設けている。
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近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 近鉄奈良駅 写真:こぱふぅ
両先頭車両は2階建て、中間車両はハイデッカー構造でワイドな展望が楽しめる。
特急車両並みの時速120キロの高速運転ができる性能をもっている。
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近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 撮影
車両側面に表記されたロゴ「楽」の文字は、当初、書家・榊莫山 (さかき ばくざん) の揮毫によるものだったが、2020年(令和2年)のリニューアル工事で、沿線5地域のテーマカラーを配したデザインに変更になった。

各座席やフリースペースにはコンセントを装備する他、車内フリーWi-Fiを整備し、各先頭車の乗降口付近にモデムを設置している。
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近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 撮影
両先頭車(2階建車)には見晴らしのよいパノラマビューを楽しめるフリースペース「楽 VISTA スポット」が、階下室には靴を脱いでご利用いただける天然木のフローリングとしたフリースペースを設けた。
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近畿日本鉄道 20000系 団体専用列車「楽」
2022年1月1日 撮影
座席のシート表地には沿線5地域の伝統色と和柄を描いた柄として、枕カバーも一新されている。
両先頭車両のサロン席と中間車両の座席には天然木の大型テーブルを設置している。
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近畿日本鉄道 関連

参考サイト

(この項おわり)
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