神戸市営地下鉄 1000形は地下鉄初の冷房装備

1977年にデビュー、ローレル賞受賞
神戸市営地下鉄西神・山手線1000形
2014年8月15日 谷上駅 写真:パパぱふぅ
神戸市営地下鉄1000形電車は1977年(昭和52年)の神戸市営地下鉄開業時に6編成で営業を開始した。
その後、順次車両数を増やし、1987年(昭和62年)までに108両が製造され、2004年(平成16年)現在、神戸市営地下鉄の最大勢力である。
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神戸市営地下鉄西神・山手線1000形
2004年2月3日 三宮駅 写真:パパぱふぅ
全車に自動可変界磁形の電機子チョッパ制御と回生ブレーキを採用した、当時としては珍しい省エネ車両である。
地下鉄の車両として日本で初めて全車にクーラーを装備した車両として、1978年(昭和53年)に鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
2007年(平成19年)3月13日、神戸市営地下鉄は開業30周年を迎えた。また、18日には西神・山手線全線開通から20周年を迎えるのを記念して、神戸市交通局は13日、新長田駅などで「ひまわりの種」を配るほか、18日には開業記念式典時の装飾を復元した特別電車を走らせることになった。開業当時の切符をイメージした乗車券(4枚組、800円)や記念グッズも販売していた。

神戸市営地下鉄は、神戸市電廃業の翌1972年(昭和47年)、須磨、西神ニュータウンと都心を結ぶ公共交通として着工。1977年(昭和52年)3月13日、市電を再現した緑色の車体を使い、日本で6番目の地下鉄として新長田~名谷間(5.7キロ)で営業運転を始めた。1987年(昭和62年)3月18日には学園都市~西神中央間が完成。西神・山手線全22.7キロが開通した。
神戸市営地下鉄関連
(この項おわり)
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