header

山勘というのは磨けば磨くほど当たる確率が大きくなる

小柴昌俊

発言者

  小柴昌俊 (こしば まさとし)小柴昌俊
  宇宙物理学者、東京大学名誉教授、2002年ノーベル物理学賞受賞
   
  2002/11/11

場面

ようこそニュートリノ天体物理学」(小柴昌俊=著、海鳴社、ISBN:4875252110)113ページより。

コメント

小柴博士がノーベル賞を獲得できたのは、たまたまカミオカンデを始動した直後に超新星爆発が起きたという幸運に恵まれたからである。だが、その幸運を捕らえることができたのは、実験屋としての弛まぬ努力だったと言える。
この発言の後に、「それを磨くにはどうしたらいいかというと、とことんそれを考え抜くのです。夜中にパツと目が覚めたら『あれ、こうしたらどうかな。これじゃダメだな。こうしたらどうかな』ととことんそのことばっかりを考えつめて練り上げていくと、山勘というのは結構当たるようになるのです」と続く。単なる山勘が「技術者の勘」に化けるのは、このあたりの努力量によるものだろう。

努力の質はともかく、ひたすら量をこなすことが肝要である。