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PCの内蔵時計は正しいか

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あなたが使っているパソコンの「時計」は正しい時刻を刻んでいるだろうか?

試しに日本標準時(JST)を管理する独立行政法人情報通信研究機構のページ(http://www2.nict.go.jp/cgi-bin/JST.pl)にアクセスすれば、日本標準時とのズレを確認できる。
結果はいかがだっただろうか。

パソコン自身は水晶発振子で動いているのだが、内蔵時計は意外に狂っていることが多い。
スタンドアロンで使う場合は、時計が狂っていてもさほど問題はないのだが、メールで文書をやりとりする場合など、自分のメールや文書ファイルのタイムスタンプが狂っていることは相手に迷惑をかける。
ネットワーク社会では、パソコンの時刻合わせは必要不可欠だ。

内蔵時計の仕組み

パソコンの時計は、どのような仕組みで時を刻んでいるのだろうか。答えは水晶だ。

水晶は、二酸化ケイ素でできた石英が柱状に結晶化したもので、パソコンのマザーボード上には、この水晶を中に納めた銀色の部品(左写真の中央の部品)が取り付けてある。 が、その水晶に問題がある。
水晶はおもしろいことに、片側にプラス、もう片側にマイナスの電流を流すとマイナス側の面が縮みUの字形に曲がる特性がある。そこで、水晶の両面に流す電流を定期的にプラスとマイナスで交互に入れ替えれば、水晶は振動する。その振動に合わせて時を刻むわけだ。

パソコンが内蔵する水晶は、1秒間に1,431万8,180回振動している。実はクオーツ式の時計もこれと同じ仕組みで動いている。
問題は、水晶は品質にばらつきがあることだ。品質が悪いと、正確な数だけ振動させるのが難しくなる。
天然の水晶は、不純物の混入量や形などがばらばらなので、人工的に作り出した水晶を使うのだが、それでも均一に製造するのは難しい。精度の良いもので1秒につきズレがプラスマイナス10万分の1秒以内、悪いものだと1万分の1秒もズレる。
1万分の1秒というと少なく感じるかもしれないが、1日あたり8.64秒、1カ月なら4分ちょっとも狂う計算になる。腕時計が狂うのもこのためだ。

困ったことに、水晶は温度が高くなるとさらに狂いやすくなる性質がある。
パソコンの中には発熱する部品が山ほどあるから、腕時計とは比べものにならないほどパソコンの時計は狂いやすいのである。