一体タイプのコンタクト洗浄液の消毒力は弱い

2010年4月24日 更新
コンタンクトレンズ
洗浄から保存までを1種類で賄えるタイプのソフトコンタクトレンズ用消毒液の多くは消毒力が不十分だということが、国民生活センターと日本コンタクトレンズ学会との共同研究によって明らかになった。
目の表面の傷から内部に入り込むと角膜に炎症を起こすアカントアメーバと呼ばれる微生物がある。洗浄から保存まで一体型の消毒液では、アメーバを殺菌する能力が、洗浄と保存が別々のタイプの消毒液より弱いことが分かったもの。
朝日新聞,2009年12月17日

ずさんな手入れ

日本コンタクトレンズ学会が感染症で入院治療が必要となった症例を対象にした全国調査によると、コンタクトレンズのずさんな取り扱い例が明らかになってきている。
重症合併症は男性に目立ち、重症例のレンズケアでは
  1. レンズのこすり洗いをしていない(77%)
  2. レンズケースの定期交換をしていない(73%)
  3. レンズの消毒を毎日していない(51%)
など。レンズの使用期間や定期検査でも、正しく守られていない例が多かったという。

日本コンタクトレンズ協会では、次のような安全管理を呼びかけている。
  1. 石けんで手洗いをする
  2. レンズを洗浄液でこすり洗いをする
  3. レンズケースを定期的に交換する
産経ニュース,2010年4月23日

参考サイト

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国民生活センターの試験で消毒力が高かったポピドンヨードタイプの洗浄液だ。
(この項おわり)
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