スマホ老眼とは

眼のピント調節
眼は、カメラのレンズにあたる水晶体の厚さを調節し、ピントを合わせを行っている。この調節にかかわっているのが毛様体筋という筋肉で、水晶体を引っ張ったり緩めたりする。遠くを見るときは、毛様体筋が緩まり、水晶体を薄くしてピントを合わせる。一方、近くを見るときは、毛様体筋が緊張(収縮)して水晶体を膨らませてピントを合わせる。
スマートフォンを見続けると、毛様体筋はずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまう。
スマートフォンを見続けると、毛様体筋はずっと緊張していることになり、筋肉疲労を起こしてしまう。
スマホ老眼の症状

- 遠くは見えるのに、近くの文字がぼやけてみえる
- 目の焦点が合いづらい
- 目の疲れ、かすみ
- 肩こり
- 頭痛

スマホ老眼は一時的なものといっても、放置すると老眼になってしまう。
また、老眼とは違い眼に緊張を強いていることから、ドライアイや、ひどい場合には睡眠障害や自律神経の乱れ、緑内障や加齢後半変性症などを引き起こすこともあり、放置してはいけない。
スマホ老眼の対策

- 定期的に休息する‥‥1時間に10~15分休み、遠くを眺める。
- スマートフォンの画面を40cm以上離す
- 意識してまばたきをする
- 疲れを感じたら眼の周囲を温める‥‥毛様体筋の緊張をほぐす。
参考サイト
- 「スマホ老眼」をご存知ですか?:参天製薬
- スマホ老眼時の対処法:メガネスーパー
- 【目の病気】スマホ老眼&隠れ斜視:ゲンキの時間
- スマホ老眼:『憩いのガーデン』~研究員のブログ~
(この項おわり)
至近距離でスマートフォンを見続けることにより、眼のピント調節を行う毛様体筋が凝り固まって、遠くにピントが合わなくなってしまう状態で、加齢による老眼とは異なり、症状は一時的なことが多く、疲れの度合いによって視力が安定しない。