JR東海 315系は優しく安心感のある快適な移動空間を提供

デザインコンセプトは「先進性×親近感」
315系
2024年8月10日 大曽根駅 写真:パパぱふぅ
JR東海 315系は、約22年ぶりの新形式の通勤型電車で、2022年(令和4年)3月から営業運転を開始した安全性や環境性能を追求した車両である。
315系の大きな写真大きな写真
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停電時に安全な場所まで走行可能とする非常走行用蓄電装置をJR東海の在来線車両で初めて採用し、安全性を高めた。また、バリアフリー設備の充実やセキュリティ設備の強化、AIを活用した冷房機能の向上などにより、「優しく安心感のある快適な移動空間」を提供する。

デザインコンセプトは「先進性×親近感」――前面形状は直線的で、高輝度LEDの前照灯を配置する。カラーリングは、JR東海のコーポレートカラーとして定着しているオレンジとホワイトを調和させた配色となっている。行き先表示器は、カラーユニバーサルデザインに対応したLED表示器である。

座席はロングシートで、211系と比較し一人あたりの座席幅を1cm広くしたほか、背もたれの形状を工夫して腰に負担がかからないようにした。
窓ガラスには、赤外線・紫外線の両方を99%カットするガラスを採用した。
吊り革の数を増やし、車椅子スペースを全車両に1カ所設けた、車椅子スペースと優先席は、床面を色分けするなどして明確にしている。トイレも車椅子対応となった。
211系と比較して車両床面の高さを5cm低くし、ホームとの段差を少なくした。
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(この項おわり)
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