JR北海道 711系は耐寒耐雪を重視

日本初の量産交流近郊形電車

室蘭本線

室蘭本線 711系
2012年3月29日 富浦駅 写真:こぱふぅ
711系電車は、徹底した耐寒耐雪機能を考慮して開発された日本初の量産交流近郊形電車で、1968年(昭和43年)にデビューした。2015年(平成27年)3月に引退。
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室蘭本線 711系
2012年3月29日 富浦駅 写真:こぱふぅ
構体は普通鋼製。客室と出入口を扉で仕切ったデッキを備え、客室窓は二重窓になっており、冬季の車内保温を重視した構造をもつ。

外部塗色は車体全体を赤2号(えんじ色)、先頭車の前面下部をクリーム4号とした配色になっている。
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函館本線

函館本線 711系
2014年8月21日 琴似駅 写真:こぱふぅ
こちらは、1985年(昭和60年)から塗装変更された、明るめの赤1号の地色に、クリーム1号の帯を配したもの。その塗装から、「赤電」「赤電車」として親しまれてきた。
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引退について

老朽化を理由に、2015年(平成27年)3月13日に営業運転を終了する。ラストランまでは、「さよなら711系」という特別仕様のヘッドマークをつけて走っている。

最後の列車は午前7時49分に岩見沢駅を発車し、同8時38分に札幌駅に到着する普通列車。入線予定の札幌駅3番ホームでは横断幕を掲げ、半世紀近く道民に親しまれてきた電車の苦労をねぎらう。

参考サイト

711系 関連
(この項おわり)
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