阪急電鉄2300系の愛称は「オートカー」

鉄道友の会ローレル賞受賞
阪急電鉄 2300系
2004年2月24日 阪急梅田駅 写真:こぱふぅ
阪急電鉄2300系電車は1960年(昭和35年)にデビューした、阪急電鉄では最古参の形式である。
1961年(昭和36年)、優れた車両に贈られる鉄道友の会ローレル賞を初めて受賞した先駆的な車両だ。定速装置などを備えていたため「オートカー」という愛称がある。
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主に本線で走行する編成は、前面と側面に方向幕を取り付ける工事が行われたが、嵐山線の車両は前面に方向板をつけて運行している。

窓の上げ下げをフリーストップで行える「下降窓」をいち早く取り入れ、戸袋窓と呼ばれるドア横の窓をなくした。下降窓はその後、全国の私鉄や国鉄(JR)の車両に採用された。
このほか、列車の消費電力を削減できる「電力回生ブレーキ」や速度を一定に保てる「定速運転機能」も登載した画期的な車両として知られた。

2004年(平成16年)時点で京都線系統で走行していたが、2015年(平成27年)3月20日に営業運転を終了した。

参考サイト

阪急電鉄 関連
(この項おわり)
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