20000系電車は、2018年(平成30年)2月11日に営業運転を開始した相模鉄道(相鉄)の通勤形電車である。「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを初めて反映した車両で、東急東横線直通用として10両編成で運用している。
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デザインブランドアッププロジェクトは、YOKOHAMA NAVYBLUEで車体色を統一し、「横浜らしさのある顔」に車体正面をデザイン、昼と夜で色調の変わる車内照明に、内装をグレートーンで統一を基本方針としたもので、2018年(平成30年)のグッドデザイン賞を、2019年(平成31年)の鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
YOKOHAMA NAVYBLUE(YNB)は、横浜の海をイメージした深みのあるネイビーブルーの塗料に、自動車の塗料として用いられるマイカ(雲母)を配合することで輝き感を持たせた。阪急マルーンを念頭に置いたという。
YOKOHAMA NAVYBLUE(YNB)は、横浜の海をイメージした深みのあるネイビーブルーの塗料に、自動車の塗料として用いられるマイカ(雲母)を配合することで輝き感を持たせた。阪急マルーンを念頭に置いたという。
主制御器は日立製作所製で、Si-IGBTとSiC-SBDを組合わせたハイブリッドSiCモジュールによる2レベルVVVFインバータだ。保安装置としてATC/ATS/ATO統合形保安装置を搭載し、相鉄線用のATS-Pはもちろん、直通各社の保安装置にも対応している。
車内は灰色を基調に、床や妻面はダークグレーとしてアクセントを持たせている。また荷棚や袖仕切りに無塗装の金属やガラスを多用したほか、天井の中央部を高くすることで開放感を高めている。
車内は灰色を基調に、床や妻面はダークグレーとしてアクセントを持たせている。また荷棚や袖仕切りに無塗装の金属やガラスを多用したほか、天井の中央部を高くすることで開放感を高めている。
参考サイト
- 電車車両図鑑:相鉄
- デザインブランドアッププロジェクト:相鉄
(この項おわり)