都営大江戸線 12-000形は鉄輪式リニアモーター

揺れの少ない加速・停車を実現
都営地下鉄大江戸線 12-000形
2006年10月28日 馬込車両検修場 写真:パパぱふぅ
東京都交通局 12-000形電車は、1991年(平成3年)の地下鉄大江戸線開業に合わせて登場した。
当初は12号線と呼ばれたが、2000年(平成12年)12月12日に全線開業し、「12号線大江戸線」と改名した。
都営地下鉄大江戸線 12-000形の大きな写真大きな写真
(1600×1200ピクセル, 293 Kbyte)
都営地下鉄大江戸線 12-000形
2006年10月28日 馬込車両検修場 写真:パパぱふぅ
大江戸線の最大の特徴は、鉄輪式リニアモーターを採用したことである。これは回転モーターを切り開いて車両とレールの両側に水平に並べて直線運動を行うモーターで、急カーブ、急勾配でのスムーズな走行が可能で低騒音化も図られているという。
大江戸線で通勤している人間としては、騒音は他の地下鉄よりかなり大きいと感じるが、上がり下がりが極端な大江戸線にあって、揺れの少ない加速・停車を行っている。
大江戸線の線路
2006年10月28日 馬込車両検修場 写真:パパぱふぅ
鉄輪式リニアモーターでは、線路の中央に鉄板が必要となる。大江戸線は、このような特殊な軌道がないと走ることができないため、通常軌道を牽引する電気機関車が用意されている。
都営地下鉄大江戸線12-000形
2003年8月16日 代々木駅 写真:こぱふぅ
また、モーターが扁平なので車両の床面を低くでき、全体にコンパクトな地下鉄に仕上がっている。大江戸線と都営新宿線の車両を比較すると、車両の高さで約1メートル、トンネルの外径で約2メートル、掘削断面積では53%という省スペース化が実現されている。大江戸線は、営業キロ数40.7キロの全線がトンネルで、2006年(平成18年)4月現在、連続する地下鉄トンネルとしては日本最長である。これは、青函トンネルの53.9キロに次ぐ長さでもある。
大江戸線 関連
(この項おわり)
header