発言者
池田元博 (いけだ・もとひろ) |
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日本経済新聞記者 | ||
2004年2月20日 |
場面
一言でいえば「柔らかな独裁」。スターリン時代のような粛清による恐怖政治に戻ることはないが、エリツィン時代のような野放図な民主主義も放置しておいてはならない。「柔らかな独裁」のもとで秩序ある国造りへ軌道修正しょうというのだ。
この「柔らかな独裁」こそが、プーチンのロシアの本質を理解するキーワードになる。「プーチン」(新潮社/2004年02月)112ページ
コメント
自ら大統領になったのではなく、大統領に仕立てられたプーチンは、官僚型の大統領である。9.11米同時多発テロの際、最初にお見舞いの連絡を入れたのはプーチンであった。気配りが行き届いている。そのプーチンの治世を、著者は「柔らかな独裁」(112ページ)と指摘する。

プーチンは大統領時代から“タフガイ”ぶりをアピールする。
独裁者は健康でなければならないようだ。

プーチンは大統領時代から“タフガイ”ぶりをアピールする。
独裁者は健康でなければならないようだ。
- プーチン露首相、今度はシベリアで「タフガイ」全開(AFP通信)
(この項おわり)