発言者
池谷裕二 (いけがや・ゆうじ) |
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いけがや・ゆうじ | ||
池谷 裕二 |
場面
ビジネスアスキー 2009年(平成21年)2月号の特集記事「30代の'09年代予測」において同世代へのアドバイスとして、
ストレスは予測することで軽減できるもの。 何が起きても動じない“鈍感力”お大事。
コメント
脳科学者という立場からの発言――。
たしかに、何かマズイ事態が起きた場合、事前に察知していた場合とそうでない場合とでは、受けるダメージに大きな差がある。

組織にとって、状況に流されず、常に冷静な分析を行いつつ、世の中の大局的な流れを掴んでおくことは必要だが、これが個人のストレス対策になるのであれば、さらに情報収集・分析に熱が入るというものだ。
さらに、マズイという予測が立ったら、現場から逃げ出すという鈍感力も必要かもしれない(笑)。

著書である「記憶力を強くする」(講談社/2001年(平成13年)01月)を読んだが、記憶力を高めるには、地道に「覚えようという努力」を続け、きちんと睡眠をとることが必要だという。安易なハウツーものにはない、学者ならではの論理的な内容であった。
たしかに、何かマズイ事態が起きた場合、事前に察知していた場合とそうでない場合とでは、受けるダメージに大きな差がある。

組織にとって、状況に流されず、常に冷静な分析を行いつつ、世の中の大局的な流れを掴んでおくことは必要だが、これが個人のストレス対策になるのであれば、さらに情報収集・分析に熱が入るというものだ。
さらに、マズイという予測が立ったら、現場から逃げ出すという鈍感力も必要かもしれない(笑)。

著書である「記憶力を強くする」(講談社/2001年(平成13年)01月)を読んだが、記憶力を高めるには、地道に「覚えようという努力」を続け、きちんと睡眠をとることが必要だという。安易なハウツーものにはない、学者ならではの論理的な内容であった。
発言者による著作物
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進化しすぎた脳 | ||
著者 | 池谷 裕二 | ||
出版社 | 講談社 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2007年01月20日頃 | ||
価格 | 1,100円(税込) | ||
ISBN | 9784062575386 | ||
『しびれるくらいに面白い!』 最新の脳科学の研究成果を紹介する追加講義を新たに収録! あなたの人生も変わるかもしれない? 『記憶力を強くする』で鮮烈デビューした著者が大脳生理学の最先端の知識を駆使して、記憶のメカニズムから、意識の問題まで中高生を相手に縦横無尽に語り尽くす。 「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」と、著者自らが語る珠玉の名講義。 メディアから絶賛の声が続々と! 『何度も感嘆の声を上げた。これほど深い専門的な内容を、これほど平易に説いた本は珍しい』--(朝日新聞、書評) 『高校生のストレートな質問とサポーティブな池谷氏の対話が、読者の頭にも快い知的な興奮をもたらす』--(毎日新聞、書評) 『講義らしい親しみやすい語り口はもちろん、興味をひく話題選びのうまさが光る』--(日本経済新聞、書評) 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか | |||
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脳はなにかと言い訳する | ||
著者 | 池谷 裕二 | ||
出版社 | 新潮社 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 2010年06月 | ||
価格 | 781円(税込) | ||
ISBN | 9784101329215 | ||
「脳」は幸せの鍵を握っている!恋愛、仕事、アルコールetc.「脳」のしくみを知れば知るほど毎日がきっと楽しくなる。 | |||
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記憶力を強くする | ||
著者 | 池谷 裕二 | ||
出版社 | 講談社 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2001年01月19日頃 | ||
価格 | 1,078円(税込) | ||
ISBN | 9784062573153 | ||
記憶力の秘密が解き明かされる! 神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。 著者からのメッセージ「記憶は未来の自分に贈るメッセージです。本書では、驚くほど巧妙な記憶のメカニズムが皆さんを待っています」 記憶力の秘密が解き明かされる! 神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。 著者からのメッセージ「記憶は未来の自分に贈るメッセージです。本書では、驚くほど巧妙な記憶のメカニズムが皆さんを待っています」 目次 第1章 脳科学から見た記憶 第2章 記憶の司令塔「海馬」 第3章 脳とコンピューターはどちらが優秀なのか? 第4章 「可塑性」--脳が記憶できるわけ 第5章 脳のメモリー素子「LTP」 第6章 科学的に記憶力を鍛えよう 第7章 記憶力を増強する魔法の薬 第8章 脳科学の未来 | |||
(この項おわり)