発言者
三浦展 |
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マーケティング・アナリスト | ||
2010年4月3日 |
場面
週刊ダイヤモンド4月3日号の特集「無縁社会」のインタビューに応じて、三浦は次のように語っている。
昔なら独身や無職の若者がいれば、親戚や地域が世話をしたんでしょうが、今は誰もが自分のことで精一杯。無縁社会とはつまり、利己主義社会のことでは
コメント
食事作り、育児、高齢者の介護といった作業は、誰にでもついて回る。しかも人手がかかる。
かつての村社会では、こうした労働集約型作業を地域の主婦やお年寄りに任せて、農作業に専念することができた。現代の核家族社会では、各々の家族がこれらの作業を担わなければならない。これは実に非効率なことである。
ネットワークが発達し、コンピュータが高性能化したとしても、労働集約型作業は減るわけではない。

こうした日常作業に追われることが利己主義とは思わないが、現代人の生活は、ある意味不幸だといわざるを得ない。
かつての村社会では、こうした労働集約型作業を地域の主婦やお年寄りに任せて、農作業に専念することができた。現代の核家族社会では、各々の家族がこれらの作業を担わなければならない。これは実に非効率なことである。
ネットワークが発達し、コンピュータが高性能化したとしても、労働集約型作業は減るわけではない。

こうした日常作業に追われることが利己主義とは思わないが、現代人の生活は、ある意味不幸だといわざるを得ない。
(この項おわり)