6,378 km

地球の赤道半径
地球
地球は完全な球形ではなく、赤道半径 6378.14 km、極半径 6356.755 km で、赤道方向にやや長い回転楕円体に近い形をしている。赤道の1周は約4万km(≒6378×2×3.14)である。

地球の大きさを初めて計算したのは、紀元前3世紀のギリシアの科学者、エラトステネスだとされている。
シエネの井戸
彼は、シエネ(現・アスワン)では夏至の日に太陽光が井戸の底まで届くことを伝え聞き、太陽の南中高度が90°となっていると考えた(シエネは北回帰線上に位置している)。一方、アレキサンドリアでは夏至の日の太陽の南中高度は82.8°であることが測定された。その差は(90-82.8)=7.2°(φ)である。
シエネとアレキサンドリアの距離は925km(A-S間)離れていることから、比例法により、地球の全周は
925÷((90-82.8)÷360)=46,250(km)
であると計算した。
Wikimedia Commons
 

参考書籍

表紙 理科年表(平成21年)
著者 国立天文台
出版社 丸善出版
サイズ 単行本
発売日 2008年11月
価格 2,860円(税込)
ISBN 9784621080474
 
(この項おわり)
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