renomaの名刺入れ

2003年5月入手
renomaの名刺入れ
恥ずかしながら、この歳になるまで名刺入れを持ったことがなかった。
実は持っていたのだが、持ち歩くのが面倒なので、名刺はパスケースに入れて済ませていた。

この年、職場が変わるに当たって、上司からプレゼントされたのがこの名刺入れである。これを使うようになって、名刺入れの重要性に気付いた。
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相手から名刺を受け取る際、手で受け取った後に、すぐに名刺入れに載せる。デスクの上では、常に名刺入れの上に載せておく。名刺はビジネスマンの分身である。名刺を丁重に扱うということは、すなわち、相手に丁寧に接するということを常に意識することとなる。ビジネスマナーの基本である。
実際にこれをやってみると、意外に名刺入れに厚みがあるし、アルミ製名刺入れとは違ってソフトな(実際、とても柔らかい)印象があるので、確かに相手の名刺が座布団に載っているかのような感じになる。

また、これはrenomaブランドなのだが、ブランド名が刻印してあるだけなのでほとんど目立たない。この「目立たない」という要素も重要である。相手の名刺より目立つようでは本末転倒だ。とはいっても、安物や痛んだ名刺入れを使っているようでは、相手に対して失礼である。

繰り返しになるが、これはビジネスマナーであって、営業作法ではない。よほど名が通った技術者ならともかく、凡人はビジネスマナーを守るべきだと痛感した。かの上司は、パパぱふぅが名刺入れを持っていなかったことを一度もとがめることもなく、このような形で教育してくれたのだろう。深謝。
(この項おわり)
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