学力があぶない | |||
著者 | 大野晋/上野健爾 | ||
出版社 | 岩波書店 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2001年01月 | ||
価格 | 814円(税込) | ||
ISBN | 9784004307129 |
平等というのは政治的な権利が平等だということ。つまり社会的に平等に存在しているのだということであって、人間の一人ひとりの個性とか能力が同一だとか、均一だなどということはないのです(141ページ)
概要
ベストセラー『日本語練習帳』の大野晋さんと、数学教授・上野健爾さんの共著である。
対談形式の部分は、お互いの主張が不明瞭で読みにくかったのだが、「差別じゃなく区別」(11ページ)、「平等というのは政治的な権利が平等だということ。
対談形式の部分は、お互いの主張が不明瞭で読みにくかったのだが、「差別じゃなく区別」(11ページ)、「平等というのは政治的な権利が平等だということ。
つまり社会的に平等に存在しているのだということであって、人間の一人ひとりの個性とか能力が同一だとか、均一だなどということはないのです」(141ページ)には賛成である。私は、能力別クラスは必要だと思うし、男女雇用機会均等法はおかしな法律だと考えている。
それにしても、本書を読むと、大学の講義は惨憺たる有様のようだ。日本の未来が悲観的になってくる。
それにしても、本書を読むと、大学の講義は惨憺たる有様のようだ。日本の未来が悲観的になってくる。
(2005年7月1日 読了)
参考サイト
- 学力があぶない:岩波書店
(この項おわり)