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私の教え子ベストナイン | ||
著者 | 野村克也 | ||
出版社 | 光文社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2013年09月 | ||
価格 | 836円(税込) | ||
ISBN | 9784334037659 |
野球の硬式球の赤い縫い目は108ある。これは偶然にも、仏教でいう人間の煩悩の数と同じだ。(3ページ)
概要
生涯一捕手を座右の銘に27年間現役生活を続け、74歳までプロ野球監督を務めた野村克也さんが、チームメイトから50人を選出し、そこから「ベストナイン」を決定する。
冒頭、「打者の弱点ばかり探しているから、自然と性格がそうなってしまう。『環境が人を作る』というように、捕手という環境が私をこんな人間にしてしまった。」(5ページ)とボヤく。
50人の選手について語りながら、自らの自慢話に終始するのもノムさんらしい。そして、さりげなく選手を褒める。
冒頭、「打者の弱点ばかり探しているから、自然と性格がそうなってしまう。『環境が人を作る』というように、捕手という環境が私をこんな人間にしてしまった。」(5ページ)とボヤく。
50人の選手について語りながら、自らの自慢話に終始するのもノムさんらしい。そして、さりげなく選手を褒める。
レビュー
愛弟子である古田敦也を「『私の教え子ベストナイン』捕手部門は古田である」(131ページ)としながらも、ノムさんの言うことに耳を貸そうとしない「南海3悪人」(184ページ)の門田博光を「『ベストナイン外野手』の一番手には門田がふさわしい}(185ページ)、江本孟紀を「江本は『野村再生工場』の最高傑作」(222ページ)としている。選手のキャラクターではなく実績を評価するあたりは、ID野球の真骨頂である。
(2013年10月7日 読了)
参考サイト
- 私の教え子ベストナイン:光文社
(この項おわり)