『人類が消えた世界』――いま住んでいる家はどうなるか?

鬼澤忍=著
表紙 人類が消えた世界
著者 アラン・ワイズマン/鬼澤忍
出版社 早川書房
サイズ 単行本
発売日 2008年05月
価格 2,200円(税込)
ISBN 9784152089182
包装というのは食物を細菌から守るために考えられたのですから、微生物が食べるようにつくられたプラスチックで残り物を包むのは、あまり賢明ではないかもしれませんね(193ページ)

概要

猿の惑星(1968)
地球上から人類がいなくなったら――いま住んでいる家はどうなるか。ビルディングは、海洋のゴミは、地球の大気汚染は、果たして人類が生きた証は残るのか。
本書では、最新の科学知見を交えながら、人類が消滅した後の地球の様子を推測する。マンハッタン、アフリカ、チェルノブイリ、朝鮮国境など、世界各地の具体的な場所を特定して推測している点が面白い。
こうした地点を Google Maps で見ながら読むと、また別の読み方ができるかもしれない。

公開中のピクサーの新作映画「wall・E(ウォーリー)」と対比してみるのも面白いかもしれない。
(2008年5月10日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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