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千里眼事件 科学とオカルトの明治日本 | ||
著者 | 長山靖生 | ||
出版社 | 平凡社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2005年11月 | ||
価格 | 792円(税込) | ||
ISBN | 9784582852998 |
自分の思考を脅かす何よりも強大で恐ろしい敵は、自分自身の野心や誤謬や興奮である。(189ページ)
概要

御船千鶴子
本書を読んで、事実とフィクションの垣根を低くしようとする人間の弱さを、あらためて考えさせられた。
「自分が望んだような実験結果を得たい、自分の仮説を証明する真実に出会いたいという願望こそが、学者に冷静な判断を失わせることになりがち」(49ページ)、「自分の思考を脅かす何よりも強大で恐ろしい敵は、自分自身の野心や誤謬や興奮である」(189ページ)――自分は学者ではなく技術者であるが、だからこそ尚更肝に銘じておかねばらならない言葉であると思う。
「自分が望んだような実験結果を得たい、自分の仮説を証明する真実に出会いたいという願望こそが、学者に冷静な判断を失わせることになりがち」(49ページ)、「自分の思考を脅かす何よりも強大で恐ろしい敵は、自分自身の野心や誤謬や興奮である」(189ページ)――自分は学者ではなく技術者であるが、だからこそ尚更肝に銘じておかねばらならない言葉であると思う。
(2009年5月30日 読了)
参考サイト
(この項おわり)