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日本の「食」は安すぎる | ||
著者 | 山本 謙治 | ||
出版社 | 講談社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2008年03月20日頃 | ||
価格 | 880円(税込) | ||
ISBN | 9784062724906 |
私は「買い控える」ことよりも「買い支える」ことの方が、世の中にポジティブな波を起こすことができるはずだと考えている。(38ページ)
概要

著者は、「週刊アスキー」に毎週、剽軽な顔写真入りの記事を書いているお兄さんであるが、どうしてなかなか堅い文章である。私もそう思う――日本の「食」は安すぎると。

私は、食材に限らず、一番安いものには手を出さない。インターネット通販を利用するときに "価格.com" を参考にするが、それは、「これほどまでに安いのはヤバイ」という危険信号を察知するためである。

私は、食材に限らず、一番安いものには手を出さない。インターネット通販を利用するときに "価格.com" を参考にするが、それは、「これほどまでに安いのはヤバイ」という危険信号を察知するためである。
むやみに高い食材を買う余裕はないが、少しくらい高い食材を買うようにして、食べる量を減らした方が身体に良いであろう😓
ただ、消費者にすべての責任があるような書き方には賛成できない。青果流通業界で仕事をしていると、消費者の考えが絶対であるかのような雰囲気があることは確かだが、流通業者(とくに大規模小売業者)が消費者の意見を“創り出している”ように感じることが少なくない。
農家と距離が近ければ、生産者の努力を目にすることができれば、自らの意志で財布の紐を緩めるようになると思う。
ただ、消費者にすべての責任があるような書き方には賛成できない。青果流通業界で仕事をしていると、消費者の考えが絶対であるかのような雰囲気があることは確かだが、流通業者(とくに大規模小売業者)が消費者の意見を“創り出している”ように感じることが少なくない。
農家と距離が近ければ、生産者の努力を目にすることができれば、自らの意志で財布の紐を緩めるようになると思う。
(2009年5月30日 読了)
参考サイト
- 日本の「食」は安すぎる:講談社
(この項おわり)